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MUSINがSHANLING初の真空管搭載ポータブルプレーヤーM8Tを2月発売、3つの出力モードで多彩な音質を実現

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • SHANLING初の真空管搭載DAPをMUSINが発売
  • M8Tは2月28日発売で市場予想価格259,380円前後
  • JAN6418真空管デュアル搭載で高音質再生を実現

SHANLING初の真空管搭載ポータブルプレーヤーM8T発売決定

MUSINは、SHANLING初となる真空管搭載のポータブルオーディオプレーヤー「M8T」を2025年2月28日に発売することを発表した。35年以上の歴史を持つSHANLINGが据え置き型オーディオで培った技術を活かし、Raytheon製JAN6418真空管を2基搭載したM8Tは、独自のアンチショック構造により高品位な真空管サウンドを実現している。[1]

M8TのDACにはAKM製「AK4499EX×2+AK4191EQ×2」のセパレートチップを採用し、デジタル信号とアナログ信号処理を分離することで高精度なD/A変換を実現している。筐体には高精度CNCマシンによって切削された航空機グレードのアルミニウム合金を採用し、SHANLINGの伝統的なウェーブデザインを踏襲したエレガントな外観を実現した。

音質面では「トランジスタ/トライオード/ウルトラリニア」の3つの出力モードを搭載し、真空管の温かみのあるサウンドから高解像度なダイナミックサウンドまで幅広い音質を楽しむことが可能だ。バッテリー容量は8350mAhで、シングルエンド出力時は最大15.5時間、バランス出力時は最大13時間の連続再生を実現している。

M8Tの主要スペック

項目 詳細
DACチップ AK4499EX×2 +AK4191EQ×2
対応サンプリングレート PCM 768kHz/32bitDSD 1024(ローカル再生時)
出力端子 3.5mmシングルエンド、4.4mmバランス
出力モード トランジスタ、トライオード(真空管)、ウルトラリニア(真空管)
連続再生時間 シングルエンド約15.5時間、バランス約13時間
本体サイズ/重量 147×82×22mm/383g

真空管搭載ポータブルプレーヤーについて

真空管搭載ポータブルプレーヤーとは、従来の半導体素子に加えて真空管を組み込んだポータブルオーディオ機器のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 独特の倍音構造による温かみのある音質
  • アナログ的な音の広がりと自然な音場表現
  • シリコン半導体とは異なる独特の歪み特性

真空管をポータブル機器に搭載する際には振動対策や電力効率の問題が課題となるが、M8Tでは低電圧・低消費電力なJAN6418真空管を採用し独自のアンチショック構造を備えることで、これらの課題を解決している。さらにトランジスタモードと組み合わせることで、様々な音楽ジャンルに対応可能な柔軟な音質調整機能を実現した。

M8Tに関する考察

M8Tは真空管搭載という革新的な特徴を持ちながら、実用的な連続再生時間と堅牢な筐体設計を両立している点が評価できる。特にポータブル機器への真空管搭載は技術的な挑戦であり、SHANLINGの据え置き機器での経験が活かされている点は重要な成果だ。

一方で高価格帯のポータブルプレーヤーは競合製品も多く、市場での差別化が課題となるだろう。真空管サウンドの特徴を活かしつつ、より多くのユーザーに受け入れられる音質チューニングの提供が求められる。

将来的には真空管の長期信頼性やメンテナンス性の向上が期待される。特に真空管の交換や調整に関するサポート体制の充実が、製品の長期的な価値を高める重要な要素となるだろう。

参考サイト

  1. ^ musin. 「M8T」. https://musinltd.com/Importbrands/991.html, (参照 25-02-22).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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