ビジネススキル

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公開：2025-03-22

ON&BOARDが経営経験者向けディープテック創業プログラムを開始、研究者との共同創業を支援

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• ON&BOARDがディープテック創業プログラムの応募受付を開始
• 経営経験者向けEIRプログラムとして研究者との共同創業を支援
• キャピタリストが選定した有望技術・論文データを提供

ON&BOARDのディープテック創業支援プログラム開始

ON&BOARD株式会社は経営経験者・ビジネスマン向けディープテック創業プログラム「Out of BOUNDS for DeepTech Entrepreneurs」の応募受付を2025年3月20日に開始した。本プログラムは経営人材として研究者・技術者との共同創業を目指す実践型のEIR（Entrepreneur in Residence）プログラムとして位置づけられている。^[1]

当プログラムではディープテック分野の革新的な技術の社会実装に必要な事業開発力・経営ノウハウを、ON&BOARDのキャピタリストや専門家との対話を通じて習得することが可能となっている。参加者は副業や兼業からの参画も可能で、事業仮説の検証・構築をキャピタリストと共に進めることができるのだ。

さらに第1回セミナーでは株式会社ユーグレナ元CEOの永田暁彦氏を招き、ディープテック領域での起業やチーム作りについてのパネルディスカッションを4月17日に開催する予定だ。同氏は現在UntroD Capital Japan株式会社の代表取締役社長を務めており、豊富な経験に基づく知見の共有が期待される。

ディープテック創業プログラムの特徴まとめ

プログラムの詳細はこちら

EIR（Entrepreneur in Residence）について

EIRとは、Entrepreneur in Residenceの略称で、大学や企業などに一時的に外部専門家として招かれる客員起業家のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 新規事業開発や経営ノウハウの提供を行う専門家としての役割
• 一定期間、組織に所属しながら事業創造を推進
• 研究者や技術者との共同創業をサポート

ON&BOARDのプログラムではEIRの仕組みを活用し、経営経験者がディープテック領域で新たな事業を創出することを支援している。豊富な経験を持つキャピタリストや専門家との対話を通じて、技術の社会実装に必要なスキルを習得することが可能だ。

ディープテック創業プログラムに関する考察

本プログラムの特筆すべき点は、経営経験者と研究者のマッチングによる共同創業支援の仕組みを構築している点にある。技術シーズの事業化においては、研究開発力と事業開発力の両方が不可欠であり、それぞれの専門性を持つ人材が協力することで、より大きな成功の可能性が広がるだろう。

一方で、経営経験者と研究者の価値観や目標の違いが、共同創業の障壁となる可能性も考えられる。この課題に対しては、キャピタリストや専門家による適切なメンタリングと、両者の強みを活かせるビジネスモデルの構築が重要になってくるはずだ。

今後は、成功事例の創出と共有が重要な課題となるだろう。実際の共同創業の経験から得られた知見を、プログラムの改善に活かすとともに、後続の参加者への情報提供に活用することで、より多くの革新的なディープテック企業の創出につながることが期待される。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「ベンチャーキャピタル「ON&BOARD」による経営経験者・ビジネスマン向けディープテック創業プログラム応募受付を開始！ | ON&BOARD株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000145220.html, (参照 25-03-22).
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