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公開：2025-03-22

ミガロHDのDXYZが顔認証決済FreeiD Payをイオンモール常滑で実証、6日間で約350万円の決済実績を達成

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• ミガロHDのDXYZが顔認証決済FreeiD Payをイオンモール常滑で実証実験
• 6日間で346名が利用し約350万円の決済実績を達成
• 利用者の95%以上が顔認証決済サービスに好意的な評価

顔認証決済FreeiD Payのイオンモール常滑での実証実験成果

ミガロホールディングスのグループ会社DXYZは、愛知県主催の「TECH MEETS」においてイオンモール常滑での顔認証決済サービス「FreeiD Pay」の実証実験を2025年1月24日から開始した。6日間の実証実験では346名が利用し、決済回数1,173回、決済金額約350万円という成果を上げており、2024年の「SHINAGAWA TECH SHOWCASE」と比較すると1日あたりの決済金額は7倍超を記録している。^[1]

実証実験では計9店舗で「FreeiD Pay」サービスを展開し、利用者アンケートでは95%以上が「クレジットカードやスマホ決済よりも楽に感じた」と回答している。特筆すべき点として、65%以上の利用者が「財布の紐が緩んでしまった」と答えており、顔認証決済による消費行動への影響が示唆されたのだ。

顔認証によるポイントシステム「FreeiD Point」についても、普段からポイントカードを持っていても提示しない人が80%に上る中で、99%の利用者が好意的な評価を示している。顔認証決済の利便性とポイントシステムの自動化により、既存の決済手段やポイントカードの課題を解決する可能性が見出されたのである。

FreeiD Payの実証実験結果まとめ

顔認証IDプラットフォームについて

顔認証IDプラットフォームとは、個人認証や決済、入退室管理などの機能を顔認証技術で統合したシステムのことを指す。以下のような特徴を持っている。

• 財布や身分証明書が不要で、顔情報のみで本人確認が可能
• 複数のAI顔認証エンジンと連携し、用途に応じた最適な認証を提供
• 決済やポイント付与、施設利用などの機能を一元管理

FreeiDプラットフォームは、マンションやオフィス、保育園、ゴルフ場、テーマパークなど多様な施設で導入されており、2025年2月末時点で180棟の集合住宅での実績がある。顔認証技術を活用することで、従来の鍵や会員証、決済手段などを一元化し、利便性の向上とセキュリティの強化を両立している。

FreeiD Payの実証実験に関する考察

FreeiD Payの実証実験では、顔認証決済の利便性が高く評価され、従来の決済手段に代わる可能性が示唆された。特に決済金額が前回の実証実験と比較して7倍超に増加したことは、顔認証決済が消費者の購買行動にポジティブな影響を与える可能性を示唆している。

一方で、顔認証システムの普及には、個人情報保護やセキュリティ面での懸念に対する丁寧な説明が必要となるだろう。顔認証データの管理体制や、なりすまし防止技術の向上など、セキュリティ面での継続的な改善が求められるのだ。

今後は、顔認証決済の利便性を維持しながら、より多くの店舗や施設での導入を進めることが重要となる。特に「FreeiD Point」との連携により、従来のポイントカードシステムを置き換える可能性も高く、リテール業界全体のデジタル化を加速させる可能性を秘めている。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「愛知県主催の「TECH MEETS」※1にてミガログループDXYZの顔認証決済「FreeiD Pay」がイオンモール常滑で6日間346名が約350万円分利用 | ミガロホールディングス株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000197.000130175.html, (参照 25-03-22).
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