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公開：2025-03-22

大和ライフネクストのインドネシア子会社がジャカルタの大規模複合施設Thamrin Nineの施設管理を開始、日本のノウハウを活用し価値向上へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 大和ライフネクストのインドネシア子会社がThamrin Nine内の施設管理を開始
• Le ParcとLuminary Towerの2施設の管理を3月より実施
• 日本のナレッジと技術を活用し施設価値向上を目指す

大和ライフネクストがインドネシアで大規模複合施設の管理を開始

大和ライフネクスト株式会社の子会社PT DAIWA LIFE NEXT INDONESIAは、2025年3月よりジャカルタの複合施設Thamrin Nine内の施設管理を開始した。不動産開発会社PT Putra Gaya Wahanaと契約を締結し、高級コンドミニアムLe Parcと超高層複合オフィスビルLuminary Towerの2施設の管理運営を担うことになったのだ。^[1]

Le Parcは世界的な設計事務所WATGが手掛けた3棟構成の高級コンドミニアムであり、The Mansion、The Terraces、The Townhomesの各棟には充実した共用施設が設置されている。専有面積は最大1,693平方メートルに及び、ジムやプール、シアタールームなど贅沢な施設環境を提供するものだ。

一方のLuminary Towerは、六本木ヒルズ森タワーの設計で知られるKPFが設計を担当した95階建ての超高層ビルである。延床面積12万平方メートル、高さ304メートルを誇り、オフィスフロアに加えて5つ星ホテルやサービスアパートを備えた複合施設となっているのだ。

Thamrin Nine内の施設概要

複合施設について

複合施設とは、オフィス、住宅、商業施設など複数の用途を持つ建物や施設群のことを指す。以下のような特徴を持つ施設形態である。

• 異なる用途の施設が一体となって相乗効果を発揮
• 都市部における土地の効率的な活用が可能
• 利便性の高い複合的なサービスを提供

Thamrin Nineは敷地面積約52,000平方メートル、延床面積約570,000平方メートルの大規模複合施設である。オフィスビル4棟、分譲コンドミニアム3棟、ショッピングモール1棟で構成され、ジャカルタの主要ビジネス地区に位置する重要な開発プロジェクトとなっている。

Thamrin Nineの施設管理に関する考察

日本の不動産管理のノウハウと最新技術をインドネシアで展開することは、現地の不動産管理の質的向上に大きく貢献する可能性がある。特にThamrin Nineのような大規模複合施設では、安全性と快適性の両立が重要な課題となるため、日本の高度な管理ノウハウが活かされることが期待されるだろう。

一方で、現地スタッフの育成や文化の違いへの対応など、運営面での課題も予想される。日本とインドネシアの不動産管理における考え方や方法の違いを理解し、現地に適した形でサービスを提供していく必要があるのだ。

長期的には、この取り組みがインドネシアの不動産管理業界全体の水準向上につながる可能性もある。日本の管理ノウハウが現地で根付き、他の物件にも波及することで、インドネシアの不動産価値の向上に寄与することが期待されるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「インドネシア・ジャカルタの複合施設「Thamrin Nine（タムリン・ナイン）」内「Le Parc（ル・パーク）」および「Luminary Tower（ルミナリー・タワー）」管理開始のお知らせ | 大和ライフネクスト株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000149.000059962.html, (参照 25-03-22).
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