SHEが採用現場の意識改革を目指す逆転履歴書を提案、リスキリングや学び直し経験の評価基準を確立へ

PR TIMES より
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記事の要約
- SHEが最新学習歴を評価する「逆転履歴書」を提案
- リスキリング経験者の約8割が履歴書に記載せず
- 採用側の75%以上が学習歴を評価基準に採用
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SHEが提案する逆転履歴書で採用現場の意識改革へ
SHE株式会社と一般社団法人キャリアブレイク研究所は、求職者と採用担当者を対象とした転職・採用活動における調査結果を2025年3月24日に発表した。調査結果から、リスキリングや学び直しの経験を履歴書に記載しない人が約8割存在することが判明し、未経験転職やキャリアブレイクに対する新たな評価基準となる「逆転履歴書」の提案に至っている。[1]
逆転履歴書は、過去の学歴・職歴だけでなく、リスキリングや学び直しなどの最新学習歴を経た未来の人物像や挑戦、学習意欲を重視する新しい形式となっている。採用担当者12名中9名が学習歴を評価すると回答しており、未経験でも職業訓練やリスキリングなどの学習歴があればプラスに評価すると10名が回答している。
特に注目すべき点として、転職活動における書類選考の課題が浮き彫りになっており、現状の履歴書では求職者の才能や魅力を10段階評価で平均3.8程度しか把握できていないことが判明した。また、女性転職者の8割以上が未経験転職を実践または検討しており、新しい評価基準の必要性が明確になっている。
転職・採用活動における課題調査の結果まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
調査期間 | 2025年2月14日〜2月18日 |
調査対象 | 採用担当者12名、求職者134名 |
リスキリング記載率 | 記載しない人が約8割 |
採用側の評価姿勢 | 12名中9名が学習歴を評価 |
未経験転職意向 | 女性転職者の8割以上が検討 |
履歴書の課題 | 空白期間が約半数に発生 |
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リスキリングについて
リスキリングとは、急速な技術革新やビジネス環境の変化に対応するため、既存のスキルを更新したり、新しいスキルを習得したりすることを指す。以下のような特徴がある。
- デジタル化や産業構造の変化に対応するための学び直し
- 既存の職務経験を活かしつつ新しい分野へ挑戦
- キャリアチェンジや職種転換を実現するための手段
リスキリングは現代の転職市場において重要な要素となっており、SHEの調査でも採用担当者の多くが評価ポイントとして重視している。特に未経験職種への転職を目指す場合、リスキリングを通じた学習歴は求職者の成長性や挑戦する姿勢を示す重要な指標となっている。
逆転履歴書に関する考察
逆転履歴書の導入は、従来の履歴書では評価されにくかったリスキリングや学び直しの経験を適切に評価できる画期的な取り組みとなっている。特に採用担当者の75%以上が学習歴を評価すると回答している点から、キャリアチェンジを目指す求職者と採用企業双方にとって有益なツールとなる可能性が高いだろう。
一方で、未経験職種への転職においては、リスキリングで得た知識やスキルの実践的な評価方法の確立が今後の課題となるかもしれない。採用企業側には、学習歴の評価基準の明確化や、実務経験がない分野でも活躍できる人材の見極め方法の確立が求められるだろう。
今後は、逆転履歴書を通じて、キャリアの空白期間を学びの期間として積極的に評価する文化が広がることが期待される。産業構造の変化が加速する中、リスキリングを実践する人材の価値が適切に評価される仕組みづくりは、労働市場の活性化につながる重要な取り組みになるはずだ。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「「最終学歴から最新学習歴へ」採用現場の意識をアップデート SHE、リスキリングや学び直し経験に対応する「#逆転履歴書」を提案 | SHE株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000303.000027564.html, (参照 25-03-25). 7651
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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