ビジネススキル

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公開：2025-03-25

パナソニックLAS社がYeLL キャリトレを導入、若手社員の自己認識と主体性が大幅に向上

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• パナソニックLAS社がエールの社外1on1「YeLL キャリトレ」を導入
• 3年間の組織改革で若手社員の自己認識が92.3%に向上
• 主体的な行動を取り入れる社員が65.4%まで増加

パナソニックLAS社における若手社員の意識改革と組織変革

エール株式会社は、パナソニック株式会社くらしアプライアンス社のキッチン空間事業部における1on1プログラムの効果について2025年3月24日に調査結果を公開した。3年にわたる自律型組織への改革において、社外1on1サービス「YeLL キャリトレ」の導入により、若手社員のキャリア意識と主体性が大きく向上している。^[1]

パナソニックLAS社では2022年4月の事業会社化に伴う従業員意識調査で、入社3〜5年目の若手社員のエンゲージメントスコア低下が判明した。この課題に対し、利害関係のない立場の聴き手との対話を通じて自己認識を深められるよう、ななめメンター制度と社外1on1制度を導入することを決定したのだ。

2024年には自分の価値観や未来に関する問いが用意された「YeLL キャリトレ」を活用し、社員が自ら選んだ問いを通して内省を深める取り組みを開始した。その結果、自己理解の深まりを示す数値が受講前の45.2%から受講後92.3%へと大幅に上昇している。

YeLL キャリトレの導入効果まとめ

エール株式会社の詳細はこちら

社外1on1について

社外1on1とは、業務上の利害関係がない社外人材との対話を通してキャリアや価値観について掘り下げる機会を提供するプログラムのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 忖度や遠慮なしに自分の感情や価値観を明確に認識可能
• 会社の考えや組織戦略における自分の立場を言語化
• キャリア形成への意欲・関心を高める効果

パナソニックLAS社では、社外1on1を通じて若手社員が自己理解を深め、主体的な行動を促進する効果が確認されている。特に「YeLL キャリトレ」の導入後は、自分の価値観や信念の認識率が大幅に向上し、新たな行動を自ら取り入れる社員も増加している。

YeLL キャリトレに関する考察

YeLL キャリトレの導入は、従来の上司部下関係では実現が難しかった本音の対話を可能にし、若手社員の自己理解と主体性を向上させる効果的な手段となっている。社外人材との対話を通じて客観的な視点を得られることで、自身のキャリアや価値観について深く考える機会を提供できているのだ。

今後の課題として、社外1on1で得られた気づきを実際の業務やキャリア形成にどのように活かしていくかという点が挙げられる。継続的な対話と実践の機会を提供することで、より効果的な人材育成プログラムへと発展させていく必要があるだろう。

組織全体への波及効果として、社外1on1を通じた若手社員の成長が上司や同僚にも良い影響を与え、組織全体のコミュニケーション文化を変革する可能性がある。長期的には組織の活性化とイノベーションの創出につながることが期待できる。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「パナソニックLAS社で エールの社外１on１「YeLL キャリトレ」を導入。若手社員のキャリア意識が大きく変化 | エール株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000073135.html, (参照 25-03-25).
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