DX

ディーエックス

公開：2024-12-13

りそなホールディングスが金融機関向け電子申請サービス「カミレス」を導入、ペーパーレス化とDX推進による業務効率化を実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• りそなHDがカミレスを導入しペーパーレス化を推進
• 内製化による持続可能なDXの実現を目指す
• マイナンバー届出業務の電子化で顧客利便性向上

りそなHDが導入する電子申請サービス「カミレス」の概要

株式会社オプロは、りそなホールディングスが中期経営計画における経営基盤の次世代化の一環として、金融機関向け電子申請サービス「カミレス」を2024年12月12日に導入したことを発表した。カミレスの導入によってりそな銀行などの各グループ銀行におけるペーパーレス化の推進や内製化による持続可能なDXが実現できることから採用に至ったのだ。^[1]

りそなホールディングスでは預貯金口座付番制度に伴うマイナンバー届け出業務において、従来は紙面でのやり取りが主であったため来店が必要という課題が存在していた。カミレスの導入によって電子での届出対応が可能となり、内容確認などの後続プロセスまで一貫したペーパーレス化を実現することが可能になっている。

カミレスではSalesforceをプラットフォームとして採用しており、顧客のSalesforce環境とシームレスに連携することが可能だ。この導入により、従来は外部業者へ依頼していたwebデザインやフォームテンプレートの作成などを内製化でき、入力データの円滑かつ正確な社内活用による業務効率化も期待されている。

カミレス導入による効果まとめ

カミレスの詳細はこちら

内製化について

内製化とは、外部に委託していた業務や開発を自社内で行うようにすることを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 開発スピードの向上と柔軟な仕様変更が可能
• コスト削減とノウハウの蓄積が実現
• セキュリティリスクの低減とガバナンス強化

りそなホールディングスのカミレス導入では、従来外部業者に依頼していたwebデザインやフォームテンプレート作成を内製化することで業務効率化を図っている。内製化によって入力データを円滑かつ正確に社内で活用できるようになり、顧客サービスの向上と従業員の業務効率化を実現している。

カミレス導入に関する考察

りそなホールディングスによるカミレス導入は、金融機関のデジタルトランスフォーメーションを加速させる重要な一歩となった。マイナンバー届出業務の電子化によって顧客の利便性が向上し、内製化による業務効率化でコスト削減も期待できるだろう。

一方で、電子化に伴うセキュリティリスクの管理や、従業員のデジタルスキル向上が新たな課題として浮上する可能性がある。システムの安定性確保と運用体制の整備が、持続可能なDX推進の鍵を握ることになるだろう。

今後は、他の金融機関でも同様のDX推進が加速することが予想される。金融サービスのデジタル化が進む中、カミレスのような電子申請サービスの重要性は更に高まっていくはずだ。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「りそなホールディングスが金融/行政機関向け電子申請サービス「カミレス」を導入 | 株式会社オプロのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000100.000004537.html, (参照 24-12-13).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「DX」に関するコラム一覧「DX」に関するニュース一覧