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公開：2025-01-11

近畿大学が学校法人初のAI活用型落とし物管理システムを導入、LINEでの問い合わせ機能で返却率向上へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 近畿大学が落とし物検索サービス「落とし物クラウドfind」を導入
• AI活用とLINEでの問い合わせ機能により返却率が向上
• 2025年2月3日から東大阪キャンパスで運用開始

近畿大学による学校法人初のAI活用型落とし物管理システム導入

近畿大学は学校法人として初めて株式会社findが提供する落とし物検索サービス「落とし物クラウドfind」を2025年2月3日より導入することを発表した。近畿大学東大阪キャンパスでは月間約600個の落とし物が届けられており、職員による電話やメール、窓口での対応が必要となっていたことから、AIを活用した効率的な管理システムの導入を決定したのだ。^[1]

落とし物クラウドfindはLINEを入口とした落とし物検索システムを提供しており、学生は専用のLINEアカウントを通じていつでも気軽に問い合わせができるようになっている。AIによる高精度なマッチング機能により返却率の向上が期待され、事務職員の負荷軽減にも貢献することになるだろう。

近畿大学はこれまでも完全インターネット出願やVISAプリペイド機能付き学生証の発行など、先進的なICT施策を積極的に展開してきた実績がある。今回の落とし物クラウドfindの導入によって、学生サービスのさらなる向上と業務効率化の両立を目指している。

落とし物クラウドfindのサービス概要

AIマッチングについて

AIマッチングとは、人工知能技術を活用して落とし物と探し物の情報を効率的に照合するシステムのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 自然言語処理による高精度な情報抽出
• 機械学習による効率的なデータ照合
• 24時間365日の自動応答が可能

落とし物クラウドfindではAIマッチング技術を活用することで、従来の手作業による照合作業を大幅に効率化している。月間約600個の落とし物に対して迅速かつ正確な照合を実現し、学生の利便性向上と職員の業務負荷軽減を同時に達成することが可能となる。

落とし物クラウドfindの導入に関する考察

近畿大学による落とし物クラウドfindの導入は、学生サービスの向上と業務効率化の両面で大きな意義を持つものだ。特にLINEを活用したインターフェースは、学生にとって極めて使いやすく、落とし物の問い合わせに対する心理的ハードルを大きく下げることができるだろう。

今後の課題としては、AIマッチングの精度向上や個人情報の適切な管理が挙げられる。また、学生への周知徹底や利用促進のための施策も重要となってくるだろう。将来的には他のキャンパスへの展開や、さらなるAI技術の活用による機能拡張も期待される。

落とし物管理のデジタル化は、教育機関における業務改革の一つのモデルケースとなる可能性を秘めている。近畿大学の取り組みが他の教育機関にも波及し、学生サービスの向上と業務効率化の両立という課題解決の好例となることが期待される。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「学校法⼈で初︕近畿⼤学が「落とし物クラウドfind」 を導⼊︕ | 株式会社findのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000032.000104939.html, (参照 25-01-11).

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