【CVE-2025-23035】WeGIAにXSS脆弱性が発見、格納型攻撃によるユーザーデータ漏洩のリスクが浮上
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記事の要約
- WeGIAに深刻なXSS脆弱性が発見される
- adicionar_tipo_quadro_horario.phpのtipoパラメータが影響
- バージョン3.2.6で修正済み、全ユーザーにアップデートを推奨
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WeGIAのXSS脆弱性に対するセキュリティアップデート
GitHubは2025年1月13日、オープンソースのWebマネージャーWeGIAにおいて深刻なクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性【CVE-2025-23035】を公開した。WeGIAのadicionar_tipo_quadro_horario.phpエンドポイントのtipoパラメータにおいて、ユーザー入力の検証と無害化が適切に行われていない脆弱性が確認されている。[1]
この脆弱性は格納型XSSに分類され、攻撃者が悪意のあるスクリプトをサーバーに保存することで、影響を受けるページにアクセスするユーザーのブラウザ上で自動的に実行される危険性がある。CVSSスコアは6.4(MEDIUM)と評価され、ネットワークからのアクセスが可能で攻撃の複雑さは低いとされている。
LabRedesCefetRJは脆弱性の修正を含むバージョン3.2.6をリリースしており、全てのユーザーに対して早急なアップデートを推奨している。この脆弱性に対する一時的な回避策は現時点で提供されておらず、システムの安全性を確保するためには最新バージョンへのアップデートが不可欠となっている。
WeGIAの脆弱性情報まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2025-23035 |
影響を受けるバージョン | 3.2.6未満 |
CVSSスコア | 6.4(MEDIUM) |
脆弱性の種類 | 格納型クロスサイトスクリプティング(XSS) |
影響を受けるコンポーネント | adicionar_tipo_quadro_horario.php(tipoパラメータ) |
対策 | バージョン3.2.6へのアップデート |
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クロスサイトスクリプティング(XSS)について
クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションにおける代表的なセキュリティ脆弱性の一つで、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWebページに挿入できる問題を指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- ユーザーの入力データが適切に検証されずにWebページに出力される
- 攻撃成功時にユーザーのブラウザ上で不正なスクリプトが実行可能
- Cookie窃取やセッションハイジャックなどの攻撃に悪用される
今回のWeGIAの脆弱性は格納型XSSに分類され、特に深刻な影響が懸念される。格納型XSSは攻撃コードがサーバーに保存されるため、影響を受けるページにアクセスする全てのユーザーが攻撃の対象となり、大規模な被害につながる可能性がある。
WeGIAのXSS脆弱性に関する考察
WeGIAの今回の脆弱性対応は、オープンソースソフトウェアにおけるセキュリティ管理の重要性を再認識させる事例となっている。特にポルトガル語圏の慈善団体向けに特化したWebマネージャーという性質上、技術的知識が必ずしも十分でないユーザーが多く存在する可能性があるため、脆弱性の影響は深刻だ。セキュリティアップデートの重要性について、より積極的な啓発活動が必要となるだろう。
今後は入力値の検証と無害化処理の強化に加え、定期的なセキュリティ監査の実施が重要となる。特にユーザー入力を扱うパラメータについては、より厳格な入力検証メカニズムの実装と、セキュリティテストの自動化による継続的な脆弱性チェックが求められるだろう。
また、オープンソースコミュニティとの連携を強化し、脆弱性の早期発見と修正のプロセスを効率化することも重要だ。WeGIAの開発チームには、セキュリティベストプラクティスの導入とコードレビューの強化を通じて、より堅牢なセキュリティ体制の構築が期待される。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-23035, (参照 25-02-15).
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