MouserがVishayのRAIK060回転型エンコーダキットの販売を開始、産業用途向けの高精度位置決めが可能に
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PR TIMES より
記事の要約
- VishayのRAIK060回転型エンコーダキットの販売開始
- モータドライブなど産業用途向けの高精度位置決めが可能
- 最大10,000rpmの回転速度と5µs以下の低遅延を実現
VishayのRAIK060回転型エンコーダキットがMouserから発売
Mouser Electronicsは半導体と電子部品のディストリビュータとして、VishayのRAIK060回転型アブソリュート・インダクティブ・エンコーダキットの販売を2025年2月17日より開始した。本製品は特許取得済みのオフアクシス回転型アブソリュート・インダクティブ・エンコーダキットで、産業用ロボットやモータドライブの正確な位置決めを実現するものである。[1]
RAIK060エンコーダは最大10,000rpmの回転速度と5µs以下の低遅延時間を実現し、モータドライブの計算処理を高速化することが可能となっている。位置センサの繰り返し精度は17ビット以上で全体精度は13ビット、エンコーダの分解能は18ビットに設定されており、高い精度での位置検出を実現するだろう。
インターフェースとしてSPI、SSI、BiSS-Cを搭載し、シングルターンおよびマルチターンから選択が可能となっている。また自己校正機能や電源オフ前の最終位置を記憶する機能を備え、ステータスLEDの色による簡単な組み立て調整にも対応しているのだ。
RAIK060エンコーダの主な仕様まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
回転速度 | 最大10,000rpm |
遅延時間 | 5µs以下 |
繰り返し精度 | 17ビット以上 |
全体精度 | 13ビット |
分解能 | 18ビット |
サイズ | 直径60mm、厚さ5mm、重量15g未満 |
アブソリュートエンコーダについて
アブソリュートエンコーダとは、回転角度や位置を絶対値として検出できる位置センサのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 電源投入時から正確な位置情報を出力可能
- 位置情報の累積誤差が発生しない
- 高精度な位置決めが必要な産業機器に最適
RAIK060エンコーダは従来のアブソリュートエンコーダと比較して、外部の磁場や電場、温度の影響を受けにくい設計となっている。このため電気モータに近接して設置する必要がある用途において、より安定した位置検出が可能となるのだ。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「マウザー、VishayのRAIK060回転型アブソリュート・インダクティブ・エンコーダキットの販売を開始 | Mouser Electronics, Inc.のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000115.000136133.html, (参照 25-02-18).
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