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【CVE-2024-13795】Ecwid by Lightspeedプラグインに深刻な脆弱性、管理者権限の悪用が可能に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • Ecwid by Lightspeedの脆弱性が発見される
  • 認証なしで管理者の無効化メッセージを送信可能
  • バージョン6.12.27以前が影響を受ける

Ecwid by Lightspeedのプラグインにクロスサイトリクエストフォージェリの脆弱性

WordPressECサイト構築プラグインEcwid by Lightspeed Ecommerce Shopping Cartにおいて、クロスサイトリクエストフォージェリの脆弱性が2025年2月18日に公開された。この脆弱性は、ecwid_deactivate_feedback()関数においてnonceの検証が不適切であることに起因している。[1]

この脆弱性により、認証されていない攻撃者が管理者になりすまして無効化メッセージを送信することが可能となる。攻撃者は管理者にリンクをクリックさせるなどの方法で、管理者の権限を悪用した操作を実行できる可能性がある。

影響を受けるバージョンは6.12.27以前のすべてのバージョンであり、CVSSスコアは4.3(MEDIUM)と評価されている。攻撃には利用者の操作が必要とされるものの、認証なしで攻撃が可能であるため、早急な対応が推奨される。

脆弱性の影響範囲まとめ

項目 詳細
影響を受けるバージョン 6.12.27以前の全バージョン
CVSSスコア 4.3 (MEDIUM)
攻撃の前提条件 利用者の操作が必要
脆弱性の種類 クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)
影響度 整合性への低度な影響

クロスサイトリクエストフォージェリについて

クロスサイトリクエストフォージェリとは、Webアプリケーションに対する攻撃手法の一つで、正規のユーザーになりすまして不正なリクエストを送信する攻撃のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 正規ユーザーのセッション情報を悪用した攻撃が可能
  • ユーザーの意図しない操作を実行させることができる
  • 適切なトークン検証により防御が可能

今回発見された脆弱性では、管理者権限を持つユーザーの操作を必要とするものの、認証なしで攻撃が可能となっている。ecwid_deactivate_feedback()関数においてnonceの検証が不適切であることから、攻撃者は管理者に偽装されたリンクをクリックさせることで、無効化メッセージを送信することが可能となる。

Ecwid by Lightspeedの脆弱性に関する考察

WordPressプラグインの脆弱性は、ECサイトを運営する多くの事業者に影響を及ぼす可能性がある重要な問題である。特にEcwid by Lightspeedは多くのユーザーが利用するプラグインであり、攻撃者によって悪用された場合、サービスの停止や不正な操作による被害が発生する可能性が高いだろう。

今後はプラグイン開発者による定期的なセキュリティ監査と、脆弱性が発見された際の迅速なパッチ提供が重要となる。また、WordPressコミュニティ全体でセキュリティ意識を高め、プラグインの品質向上に取り組むことが必要だ。

利用者側も定期的なバージョン更新とセキュリティ情報の確認を徹底することが求められる。プラグインの選定時には、開発者のセキュリティへの取り組みや更新頻度なども考慮に入れる必要があるだろう。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-13795, (参照 25-02-26).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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