【CVE-2024-13531】ShipEngine Shipping Quotes 1.0.7以前に認証不要のSQLインジェクション脆弱性が発見
記事の要約
- WordPressプラグインShipEngine Shipping Quotesに認証不要のSQLインジェクション脆弱性
- バージョン1.0.7以前の全バージョンが影響を受ける状態
- データベースから機密情報が抽出される可能性のある深刻な脆弱性
ShipEngine Shipping Quotes 1.0.7の重大な脆弱性
WordPressプラグインのShipEngine Shipping Quotesにおいて、バージョン1.0.7以前の全バージョンで認証不要のSQLインジェクションの脆弱性が2025年2月12日に公開された。この脆弱性は'edit_id'パラメータに対する不十分なエスケープ処理とSQL実行時の不適切な準備に起因している。[1]
この脆弱性は既存のSQLクエリに追加のクエリを付加することが可能であり、データベースから機密情報を抽出できる状態となっている。CVSSスコアは7.5(High)と評価されており、攻撃の実行に特別な認証や特権は必要とされていないことから、深刻度の高い脆弱性として認識されている。
この脆弱性はCVE-2024-13531として識別されており、CWEによる脆弱性タイプはSQLインジェクション(CWE-89)に分類されている。NVDの評価によると、攻撃元区分はネットワークであり、攻撃条件の複雑さは低いとされている。また、攻撃に必要な特権レベルは不要だが、影響の想定範囲に変更があるとされている。
ShipEngine Shipping Quotes 1.0.7の脆弱性詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2024-13531 |
影響を受けるバージョン | 1.0.7以前の全バージョン |
脆弱性の種類 | SQLインジェクション(CWE-89) |
CVSSスコア | 7.5(High) |
発見者 | Colin Xu |
公開日 | 2025年2月12日 |
SQLインジェクションについて
SQLインジェクションとは、Webアプリケーションの脆弱性を悪用してデータベースに不正なSQLコマンドを挿入する攻撃手法のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 入力値の不適切な検証により発生する深刻な脆弱性
- データベースの改ざんや情報漏洩につながる危険性
- 適切なパラメータのエスケープ処理で防止可能
ShipEngine Shipping Quotesの脆弱性では、'edit_id'パラメータに対する不十分なエスケープ処理とSQL実行時の不適切な準備により、SQLインジェクションが可能となっている。この脆弱性を悪用されると、データベース内の機密情報が漏洩する可能性があるため、早急なアップデートが推奨される。
ShipEngine Shipping Quotesの脆弱性に関する考察
WordPressプラグインの脆弱性は、個人から企業まで幅広いユーザーに影響を及ぼす可能性がある重大な問題となっている。特にShipEngine Shipping Quotesの場合、認証不要でSQLインジェクションが可能という点で、攻撃のハードルが極めて低く、早急な対策が求められる状況である。
今後の課題として、プラグイン開発時におけるセキュリティレビューの強化や、定期的な脆弱性診断の実施が挙げられる。特にユーザー入力を扱うパラメータに対しては、徹底的なバリデーションとエスケープ処理の実装が不可欠となるだろう。
セキュリティ対策の観点から、プラグインの自動アップデート機能の活用や、定期的なセキュリティ監査の実施が推奨される。また、開発者コミュニティとの連携を強化し、脆弱性情報の共有や修正パッチの迅速な提供体制を整備することも重要である。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-13531, (参照 25-02-26).
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