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公開：2024-12-13

富山市総合体育館がYKK APとネーミングライツ契約を締結、2026年10月から「YKK AP ARENA」として新たなスタートへ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 富山市総合体育館のネーミングライツ・パートナーにYKK APが決定
• 新施設名が「YKK AP ARENA」に決定
• 契約期間は2026年10月1日から5年間の予定

富山市総合体育館Rコンセッションのネーミングライツ契約を締結

前田建設工業株式会社北陸支店は2024年12月11日、富山市総合体育館Rコンセッション事業のネーミングライツ・パートナーとしてYKK AP株式会社を選定したことを発表した。富山市総合体育館の施設名称は新たに「YKK AP ARENA」となり、スポーツ施設としての新たな一歩を踏み出すこととなった。^[1]

前田建設工業株式会社北陸支店が代表企業を務める「とやまアリーナコンセッション株式会社」は、富山市総合体育館の運営・管理を15年間にわたって実施する予定だ。事業期間は2024年9月26日から2039年9月末日までとなり、統括管理業務や維持管理業務、運営業務などを包括的に担当することになる。

富山市総合体育館は2025年8月から全館休館し、2026年10月のリニューアルオープンを予定している。リニューアルと同時にBプレミアリーグが開幕することで、プロスポーツの新たな拠点として生まれ変わる予定だ。改修後は各種スポーツイベントの開催や地域のスポーツ振興に貢献することが期待されている。

富山市総合体育館Rコンセッション事業の概要

コンセッション事業について

コンセッション事業とは、公共施設等運営権制度に基づき、施設の所有権を公共主体が保有したまま、運営権を民間事業者に設定する事業方式のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 民間事業者のノウハウを活用した効率的な運営が可能
• 公共施設の維持管理コストの削減と収益性の向上を実現
• 地域経済の活性化と新たな雇用創出に貢献

富山市総合体育館のコンセッション事業では、前田建設工業株式会社北陸支店を代表企業とするとやまアリーナコンセッション株式会社が運営権を取得することになった。同社は富山グラウジーズやホクタテと連携し、スポーツ施設としての魅力向上と地域貢献を目指した運営を展開していく予定だ。

富山市総合体育館Rコンセッション事業に関する考察

富山市総合体育館のコンセッション事業における民間企業の参画は、施設運営の効率化とサービス品質の向上に大きな期待が寄せられている。YKK APのネーミングライツ・パートナー就任は、地域に根ざした企業との連携を通じて施設の認知度向上と集客力アップを図る戦略的な取り組みといえるだろう。

一方で、15年という長期にわたる事業期間中には、施設の老朽化や利用者ニーズの変化など、様々な課題に直面する可能性がある。とやまアリーナコンセッション株式会社には、柔軟な運営体制の構築と迅速な意思決定が求められることになるだろう。

Bプレミアリーグの開幕と連動したリニューアルオープンは、プロスポーツを軸とした新たな地域活性化の可能性を秘めている。スポーツビジネスの展開による経済効果の創出と、地域コミュニティの醸成に向けた取り組みの強化が期待される。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「富山市総合体育館Rコンセッション事業におけるネーミングライツ・パートナー及び新施設名決定 | 前田建設工業株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000046240.html, (参照 24-12-13).

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