comveyがリユース梱包シェアバッグで1.5億円の資金調達、EC配送時のCO2排出量85%以上削減を実現
PR TIMES より
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記事の要約
- comveyが約1.5億円の資金調達を実施
- シェアバッグのサービス開発とチーム体制を強化
- CO2排出量を85%以上削減可能なリユース梱包を提供
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comveyのシェアバッグサービスが1.5億円の資金調達を実施
株式会社comveyは2024年12月12日、Kepple Capital、ココナラスキルパートナーズ、サザビーリーグなどを引受先とした第三者割当増資により約1億円の資金調達を実施した。これまでの投資ラウンド累計総額は約1.5億円となり、New Commerce VenturesとEast Venturesを引受先とした前回ラウンドの金額も含まれている。[1]
comveyは2022年6月の創業以来、2023年5月からサービスを開始し1年半が経過している。アパレル・コスメ・ジュエリーを中心に多くのEC事業者が導入し、毎月購入者の約30%がシェアバッグを選択し返却率は約100%を達成した。
シェアバッグはEC事業者の商品配送時に使用され、消費者はポストに投函するだけで返却が可能である。クリーニング・修繕を施されたバッグは再びEC事業者へ提供され、従来のダンボール梱包と比べ10回の配送で85%以上のCO2排出量を削減できるようになった。
シェアバッグの導入効果まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
CO2削減効果 | 従来比85%以上削減(10回配送時) |
リユース回数 | 50回〜100回程度 |
購入者選択率 | 毎月約30% |
返却率 | 約100% |
サービス開始 | 2023年5月 |
資金調達額 | 累計約1.5億円 |
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リユース梱包について
リユース梱包とは商品配送時の梱包材を繰り返し使用するシステムのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 配送時の環境負荷を低減できる持続可能な梱包方法
- 素材の再利用により廃棄物を削減可能
- 梱包材の使用状況をデータで管理し効率化を実現
comveyのシェアバッグは使用限度に達した場合、パートナー企業と共にバッグ素材の95%以上を水平リサイクルする仕組みを取り入れている。リサイクルされた素材は再びシェアバッグの材料として活用され、資源の循環利用を実現している。
シェアバッグサービスに関する考察
シェアバッグのサービス導入によって、EC事業者は環境配慮型の配送手段を獲得し、ブランドロイヤリティと売上の向上を実現できる可能性が高まっている。消費者も梱包ストレスの軽減やクーポン獲得といったメリットを得られることから、サステナブルな物流の実現に向けた有効なソリューションとなっている。
今後はEC市場の拡大に伴い、配送時の環境負荷低減がより一層重要な課題となることが予想される。シェアバッグサービスの普及には消費者の環境意識向上と利便性の両立が不可欠だが、返却率の高さからユーザー受容性の高さが伺える。
シェアバッグの普及により、売り手・買い手・運び手が協力して持続可能な物流を実現する新たなエコシステムの構築が期待できる。ただし、配送量の増加に対応できる運用体制の整備や、シェアバッグの耐久性向上など、サービスの安定性を担保するための取り組みが今後の課題となるだろう。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「リユース梱包「シェアバッグ®︎」でEC配送時の脱炭素化を推進するcomvey、1.5億円の資金調達を実施 | 株式会社comveyのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000117395.html, (参照 24-12-13).
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