横浜市が教員採用試験にSPI3を導入、多様な人材確保に向けた選考方法の刷新へ
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PR TIMES より
記事の要約
- 横浜市が教員採用試験にSPI3を導入し春チャレンジ選考試験を新設
- 教職経験者特別選考の要件と試験内容を変更
- 社会人・国際貢献活動経験者特別選考の試験内容を変更
横浜市が教員採用試験にSPI3を導入し選考方法を刷新
横浜市は教員採用候補者の間口を広げるため、2025年2月14日に令和7年度実施の横浜市公立学校教員採用候補者選考試験の変更点を発表した。民間企業や公務員試験で広く導入されているSPI3を第一次試験として実施する春チャレンジ選考試験が新設され、教員免許を持つ他業種からの転職者や併願者に新たな受験機会を提供することになった。[1]
横浜市の春チャレンジ選考試験では小学校教員約50名を募集し、第一次試験としてテストセンター方式でのSPI3受検を2024年4月2日から4月15日までの期間で実施する。SPI3は性格検査と基礎能力検査で構成され、全国どこからでも受験が可能となっており、過去1年以内にテストセンターで受検した結果の送信も認められている。
教職経験者特別選考では継続勤務年数の要件が変更され、同一任命権者での継続勤務歴が36か月以上必要となる一方、横浜市での勤務歴については24か月以上に設定された。また社会人・国際貢献活動経験者特別選考の第一次試験内容が指導案から教科専門試験に変更されるなど、多様な人材確保に向けた取り組みが強化されている。
令和7年度横浜市教員採用試験の変更点まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
春チャレンジ選考試験 | SPI3を活用した新規選考試験、小学校約50名募集 |
教職経験者特別選考 | 継続勤務要件36か月以上(横浜市は24か月以上)、指導案試験免除 |
社会人特別選考 | 第一次試験を指導案から教科専門試験に変更 |
地方会場 | 大阪会場の対象選考区分を第一次試験免除者全てに拡大 |
年齢要件 | 令和8年4月1日時点で60歳まで受験可能 |
SPI3について
SPI3とは株式会社リクルートマネジメントソリューションズが提供する適性検査のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 性格検査と基礎能力検査で構成された総合的な適性診断ツール
- 民間企業から公務員試験まで幅広く採用されている標準的な試験
- テストセンター方式により全国どこからでも受験可能
SPI3は教員採用試験において従来の一般教養試験とは異なるアプローチで受験者の適性を評価することが可能だ。特に民間企業経験者にとっては馴染みのある試験形式であり、教育現場への転職を考える人材にとってより挑戦しやすい環境を整えることにつながるだろう。
横浜市教員採用試験の変更に関する考察
横浜市の教員採用試験におけるSPI3の導入は、民間企業経験者の採用促進という点で画期的な取り組みといえる。特にテストセンター方式の採用により、地理的な制約なく受験できる環境が整備されたことで、全国各地の優秀な人材の確保につながる可能性が高いだろう。
教職経験者特別選考における継続勤務要件の変更は、安定的な教育サービスの提供を重視する姿勢の表れといえる。一方で横浜市での勤務歴については要件を緩和することで、地域の教育現場に精通した人材の確保と新たな人材の獲得のバランスを取ろうとする試みが見て取れるだろう。
今後の課題として、SPI3による評価と実際の教育現場での適性との相関関係の検証が必要となるだろう。また、多様な選考方法の導入により、教員としての資質や専門性の担保をどのように図っていくかについても継続的な検討が求められる。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「横浜の教員採用試験にSPI3導入!【申込開始2/25~】 | 横浜市のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001569.000013670.html, (参照 25-02-15).
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