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エレコムがWi-Fi 7対応法人向けアクセスポイント3製品を発表、最大512台の同時接続と高速通信を実現

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • エレコムがWi-Fi 7対応法人向けアクセスポイント3製品を発表
  • WAB-BE72-Mは最大512台の同時接続に対応
  • 価格帯は5万2800円から7万6560円で4月上旬より販売開始

エレコムが法人向けWi-Fi 7対応アクセスポイント3製品を発表

エレコム株式会社は法人向けにWi-Fi 7対応アクセスポイント3製品の発売を4月上旬より開始する。ラインアップはスタンダードモデル2製品のWAB-BE72-M(7万6560円)とWAB-BE36-M(6万500円)に加え、小型モデルのWAB-BE36-S(5万2800円)で構成されている。[1]

WAB-BE72-Mは5GHz帯で最大5765Mbps、2.4GHz帯で最大1376Mbpsの通信速度を実現し、最大512台の同時接続に対応している。有線LANは10GBASE-TとPoE+対応ポート1基、2.5GBASE-T対応ポート1基を搭載することで、高速通信環境の構築が可能だ。

WAB-BE36-MとWAB-BE36-Sは5GHz帯で最大2882Mbps、2.4GHz帯で最大688Mbpsの通信速度に対応し、最大接続台数は256台となっている。両モデルともに2.5GBASE-TとPoE+対応ポート1基、1000BASE-T対応ポート1基を備えており、スタンダードモデルと小型モデルの選択が可能である。

Wi-Fi 7対応アクセスポイントの製品仕様

WAB-BE72-M WAB-BE36-M WAB-BE36-S
最大通信速度(5GHz) 5765Mbps 2882Mbps 2882Mbps
最大通信速度(2.4GHz) 1376Mbps 688Mbps 688Mbps
最大接続台数 512台 256台 256台
サイズ(幅×奥行×高さ) 200×200×42mm 200×200×42mm 145×145×40mm

Wi-Fi 7について

Wi-Fi 7とは、IEEE 802.11beとして標準化された最新の無線LAN規格であり、従来のWi-Fi 6と比較して高速で低遅延な通信を実現する技術である。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • MLO対応による複数周波数帯の同時利用
  • Multi-RUによる効率的な通信制御
  • プリアンブルパンクチャリングによる干渉回避

エレコムのWi-Fi 7対応アクセスポイントはMLO機能を搭載し、2.4GHzと5GHzの周波数帯を同時に利用することで高速通信を実現している。MLOによって2つの周波数帯でデータを同時送受信することが可能となり、オフィスでのオンライン会議や学校での授業での通信遅延を大幅に改善できる。

Wi-Fi 7対応アクセスポイントに関する考察

エレコムのWi-Fi 7対応アクセスポイントは、従来のWi-Fi 6製品と比較して通信速度と同時接続台数が大幅に向上している点が評価できる。MLOやMulti-RUなどの新機能により、多数のデバイスが同時接続される環境でも安定した通信が可能になるだろう。

一方で、Wi-Fi 7対応機器の普及にはまだ時間がかかることが予想され、既存のWi-Fi 6やWi-Fi 5機器との互換性や性能面での課題が出てくる可能性がある。Wi-Fi 7の利点を最大限活用するためには、接続する端末側もWi-Fi 7に対応している必要があるため、導入時期の見極めが重要になってくるだろう。

将来的には、企業や教育機関でのDX推進に伴い、大容量データ通信やリアルタイムコミュニケーションの需要が更に高まることが予想される。Wi-Fi 7の高速・低遅延通信は、そうしたニーズに応える重要な技術基盤となり得るため、今後の普及が期待される。

参考サイト

  1. ^ ELECOM. 「マネージ Wi-Fi 7 7200Mbps スタンダードモデル 無線アクセスポイント - WAB-BE72-M」. https://www.elecom.co.jp/products/WAB-BE72-M.html, (参照 25-02-15).

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