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【CVE-2025-1044】Logsign Unified SecOps Platformに認証バイパスの脆弱性、クリティカルレベルの危険性が判明

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • Logsign Unified SecOpsにおける認証バイパスの脆弱性が発見
  • リモート攻撃者による認証なしの攻撃が可能に
  • CVSSスコア9.8のクリティカルな脆弱性として評価

Logsign Unified SecOps Platform認証バイパスの脆弱性

Zero Day Initiativeは2025年2月11日、Logsign Unified SecOps Platformに認証バイパスの脆弱性が存在することを公開した。この脆弱性は認証アルゴリズムの実装が不適切であることに起因しており、TCP443ポートで待ち受けているWebサービスに影響を与えることが判明している。影響を受けるバージョンは6.4.27であり、攻撃者によってシステムの認証を回避される可能性が指摘されているのだ。[1]

この脆弱性は共通脆弱性評価システムCVSSにおいて、最も深刻度の高いクリティカルレベルの9.8点と評価されている。評価項目の詳細を見ると、ネットワーク経由での攻撃が可能で、攻撃の複雑さは低く、特権や認証情報が不要であることから、早急な対策が求められる状況だろう。

Zero Day InitiativeはこのLogsign Unified SecOps Platformの脆弱性をZDI-CAN-25336として追跡している。この脆弱性は既にCISA-ADPによって確認されており、エクスプロイトの自動化が可能であることから、影響を受けるシステムの管理者は直ちに対策を講じる必要がある。

Logsign Unified SecOps Platformの脆弱性概要

項目 詳細
CVE番号 CVE-2025-1044
影響を受けるバージョン 6.4.27
CVSSスコア 9.8(クリティカル)
脆弱性の種類 認証バイパス(CWE-287)
攻撃に必要な条件 認証情報不要、特権不要
対象ポート TCP 443

認証バイパスについて

認証バイパスとは、システムやアプリケーションの認証メカニズムを回避して不正なアクセスを可能にする脆弱性のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 正規の認証プロセスをスキップして権限を取得可能
  • 認証アルゴリズムの実装ミスや設計の欠陥が原因
  • 特権昇格やデータ漏洩のリスクが高い

認証バイパスの脆弱性が存在すると、攻撃者は正規のユーザー認証を回避してシステムにアクセスすることが可能になる。Logsign Unified SecOps Platformの場合、Webサービスの認証アルゴリズムの実装に問題があり、TCP443ポートを介して攻撃者が認証をバイパスできる状態にあることが確認されている。

Logsign Unified SecOps Platform認証バイパスに関する考察

今回発見された認証バイパスの脆弱性は、セキュリティ管理プラットフォームそのものに存在する点で非常に深刻である。セキュリティ製品自体に認証を回避される可能性があることは、組織全体のセキュリティ対策の信頼性を大きく損なう可能性があるため、早急な対応が求められる状況だ。

特にこの脆弱性は、攻撃の自動化が可能でありながら、複雑な攻撃手法を必要としないことから、広範な攻撃に悪用されるリスクが高い。Logsignには認証メカニズムの再設計と堅牢な実装を行うとともに、定期的なセキュリティ監査を実施することで、同様の問題の再発を防ぐ取り組みが望まれるだろう。

今後は、セキュリティ製品のサプライチェーン全体におけるセキュリティ対策の強化が重要になってくる。特に認証機能については、実装段階での厳密なコードレビューや、セキュリティテストの徹底が必要となるだろう。製品の開発サイクルにおいて、セキュリティを最優先事項として位置づけることが求められる。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-1044, (参照 25-02-21).

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