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【CVE-2025-26917】WordPress WP Templataプラグインにクロスサイトスクリプティングの脆弱性、バージョン1.0.8で修正完了

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • WP Templataプラグインにクロスサイトスクリプティングの脆弱性
  • バージョン1.0.7以前が影響を受け、1.0.8で修正
  • CVSSスコア7.1のハイリスク脆弱性として評価

WordPress WP Templataプラグインのバージョン1.0.7以前にXSS脆弱性

HasThemes社が開発するWordPressプラグイン「WP Templata」において、バージョン1.0.7以前にリフレクテッドクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性が発見され、2025年3月3日に公開された【CVE-2025-26917】。この脆弱性は、Webページ生成時の入力値の不適切な無害化処理に起因しており、攻撃者によって悪用される可能性が指摘されている。[1]

Common Vulnerability Scoring System(CVSS)バージョン3.1による評価では、攻撃元区分がネットワークであり、攻撃条件の複雑さは低く、特権レベルは不要だが利用者の関与が必要とされている。影響範囲に変更があるとされ、機密性・完全性・可用性それぞれに対して低度の影響があると評価されている。

この脆弱性は、Patchstack Allianceに所属するTrương Hữu Phúc氏によって発見された。HasThemes社はバージョン1.0.8でこの問題に対処しており、影響を受けるバージョンを使用しているユーザーは、最新版への更新が推奨されている。

WP Templataプラグインの脆弱性概要

項目 詳細
CVE番号 CVE-2025-26917
脆弱性の種類 リフレクテッドクロスサイトスクリプティング(XSS)
影響を受けるバージョン 1.0.7以前
CVSSスコア 7.1(High)
修正バージョン 1.0.8
発見者 Trương Hữu Phúc (Patchstack Alliance)

クロスサイトスクリプティング(XSS)について

クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションの脆弱性の一種で、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWebページに埋め込むことができる脆弱性のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • ユーザーの入力値が適切にサニタイズされずにWebページに出力される
  • 攻撃者は被害者のブラウザ上で任意のスクリプトを実行可能
  • セッション情報の窃取やフィッシング詐欺などに悪用される可能性がある

WordPressプラグインであるWP Templataで発見されたXSS脆弱性は、入力値の無害化処理が不適切であることに起因している。CVSSスコア7.1のハイリスクと評価されており、攻撃者によって悪用された場合、ユーザーの個人情報漏洩やWebサイトの改ざんなどの被害が発生する可能性がある。

WP Templataの脆弱性に関する考察

WordPressプラグインの脆弱性は、広く利用されているプラットフォームだけに影響範囲が大きいという特徴がある。WP Templataの場合、XSS脆弱性の影響を受けるバージョンが特定され、修正版もリリースされているが、ユーザーが適切なタイミングでアップデートを行わない場合、長期にわたってリスクにさらされ続ける可能性が高いだろう。

今後の課題として、プラグイン開発者による入力値のバリデーションやサニタイズ処理の徹底が挙げられる。特にWordPressのような広く利用されているプラットフォームでは、セキュリティベストプラクティスの遵守が不可欠であり、開発段階での脆弱性診断やコードレビューの強化が求められるだろう。

また、プラグインのセキュリティアップデートに関する通知システムの改善も重要な課題となる。ユーザーが脆弱性の存在を認識し、迅速にアップデートを適用できるような仕組みづくりが、エコシステム全体のセキュリティ向上につながるはずだ。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-26917, (参照 25-03-25).
  2. 1412

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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