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SECURITY

公開：2024-12-19

インテックがID認証サービス（認人）にプロビジョニング機能を追加、クラウドサービスのID管理効率化とセキュリティ強化を実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• インテックがID認証サービス（認人）にプロビジョニング機能を追加
• 複数クラウドサービスのID情報を自動同期し運用効率化
• 2025年1月から提供開始予定でセキュリティ強化を実現

インテックのID認証サービスにプロビジョニング機能追加によるセキュリティ強化

TISインテックグループの株式会社インテックは、クラウド型認証基盤「ID認証サービス（認人）」に新機能としてプロビジョニング機能を2025年1月から提供開始することを発表した。この機能追加により、複数のクラウドサービスにまたがるID情報の一元管理と自動同期が可能になり、セキュリティ強化と運用負荷の軽減を実現する体制が整った。^[1]

生成AI利用の普及やマルチクラウド戦略を採用する企業の増加に伴い、クラウドサービスのセキュリティ強化の重要性が高まっている中で、認証基盤の構築は必須となっている。ID管理製品の導入には社内システム全体を考慮する必要があり、ID同期実施のハードルが高い現状を解消するため、プロビジョニング機能の追加に至った。

新機能では標準プロトコルSCIMを利用したID情報のデータ同期に対応し、API連携機能によってSaaSのライセンス登録なども可能となった。人事システムなどの既存ユーザーデータを源泉とした自動同期も実現し、AD連携オプションやCSV連携オプションも順次提供される予定だ。

ID認証サービス（認人）の新機能まとめ

ID認証サービス（認人）の詳細はこちら

プロビジョニングについて

プロビジョニングとは、IT環境においてユーザーやシステムが必要とするリソースを適切に割り当て、管理するプロセスのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• ユーザーアカウントの作成・変更・削除の自動化
• システムリソースの効率的な配布と管理
• セキュリティポリシーに基づいたアクセス制御の実現

ID認証サービス（認人）のプロビジョニング機能では、複数のクラウドサービスにまたがるID情報を自動的に同期することが可能だ。既存のユーザー管理システムと連携することで、効率的なユーザー管理とセキュリティ強化を実現している。

ID認証サービス（認人）のプロビジョニング機能に関する考察

プロビジョニング機能の追加により、複数のクラウドサービス間でのID管理が効率化され、運用負荷の大幅な軽減が期待できる。特にSCIMやAPI連携機能の実装により、標準的なプロトコルを活用した柔軟な連携が可能となり、既存システムとの統合も容易になるだろう。

今後の課題として、クラウドサービスの多様化に伴うデータ連携方式の拡充や、より高度なID運用のためのモニタリング機能の実装が挙げられる。セキュリティ要件の厳格化に対応するため、さらなる認証機能の強化や監査機能の充実が求められている。

将来的には、AIを活用した異常検知やリスク分析機能の追加も期待される。インテックには顧客の要望を積極的に取り入れながら、セキュリティ強化とUX向上の両立を目指した機能拡張を進めてほしい。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「インテック、複数クラウドサービスのID認証を一括で管理する「ID認証サービス（認人）」にプロビジョニング機能を追加 | ＴＩＳ株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001677.000011650.html, (参照 24-12-19).

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