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ビザ・ワールドワイド・ジャパンが警察庁と不正クレジットカード対策で連携協定を締結、情報共有による被害拡大防止を強化

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • Visaと警察庁が不正クレジットカード対策で連携協定を締結
  • 不正カード情報を国際ブランド各社を通じて迅速に共有
  • キャッシュレス決済の不正利用防止対策を強化

Visaが警察庁と不正クレジットカード対策で新たな連携を開始

ビザ・ワールドワイド・ジャパンは2024年12月19日に警察庁との連携協定を締結し、警察が捜査の過程で把握した不正クレジットカードに関する情報の提供を受け、カード不正拡大防止に取り組むと発表した。キャッシュレス決済の普及にともない、フィッシング等により盗まれたクレジットカード等のカード情報が不正利用される被害が増加している現状に対処するものだ。[1]

Visaでは不正利用を防止するため、警察庁から提供される盗用が疑われるカード情報を国際ブランド各社を通じてカード会社に迅速に伝達する体制を構築する。協定締結により、カード不正利用の抑止効果が期待できるとしているのだ。

経済産業省や業界団体と協力しながらEMV 3-Dセキュアなど各種の取り組みを積極的に推進している点も特徴的である。警察庁との新たな連携により、より包括的な不正利用対策の実現と安心・安全なデジタル決済の普及促進を目指すものになっている。

不正クレジットカード対策の連携内容まとめ

項目 詳細
連携開始日 2024年12月19日
連携内容 警察庁から不正クレジットカード情報の提供を受け、カード不正拡大防止に取り組む
情報共有方法 国際ブランド各社を通じてカード会社に迅速に伝達
対策目的 キャッシュレス決済の不正利用被害拡大防止
既存の取り組み EMV 3-Dセキュアなど各種セキュリティ対策を推進

EMV 3-Dセキュアについて

EMV 3-Dセキュアとは、オンラインクレジットカード決済におけるセキュリティ規格のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • リスクベース認証による不正取引の検知と防止
  • 生体認証などの多要素認証への対応
  • シームレスな購入体験と高度なセキュリティの両立

EMV 3-Dセキュアは、カード情報の不正利用を防止するための重要な技術基盤となっており、Visaが警察庁との連携で得られる不正カード情報と組み合わせることで、より効果的な不正利用対策が実現できる。フィッシングなどによって盗まれたカード情報の不正利用被害が増加する中、このような多層的な対策の重要性が高まっているのだ。

参考サイト

  1. ^ Visa. 「Visa、警察庁と連携し、不正利用被害拡大防止の取り組みを実施⠀同庁提供の国際ブランドに対する不正クレジットカード番号を活用 | Visa」. https://www.visa.co.jp/about-visa/newsroom/press-releases/nr-jp-241219.html, (参照 24-12-20).
  2. 経済産業省. https://www.meti.go.jp/index.html

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