ビジネススキル

BUSINESS SKILLS

公開：2025-02-05

クラウドワークスとPLUS IMPACTが業務提携、新興国人材と国内人材を組み合わせた総合的な人材ソリューションの提供へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• PLUS IMPACTとクラウドワークスが業務提携を締結
• 国内外人材の総合的なマッチングサービスを展開
• 月額18.5万円からのフルタイムエンジニア採用が可能に

クラウドワークスとPLUS IMPACTの業務提携による人材ソリューションの強化

PLUS IMPACT社は2025年2月5日、国内最大規模のフリーランスプラットフォームを運営するクラウドワークス社と業務提携を締結したことを発表した。新興国人材に特化したEORプラットフォーム「PLUS TALENT」とクラウドワークス社の国内人材マッチングサービスを相互活用することで、企業の多様な人材ニーズに対応する体制を整えることになった。^[1]

クラウドワークス社が持つ600万人以上の国内人材ネットワークと、PLUS IMPACT社が保有する2万人以上の新興国人材データベースを組み合わせることで、幅広い採用ニーズに対応が可能になった。特にITエンジニアやWebデザイナーといった専門職において、日本人材の1/2〜1/3のコストで採用できる新興国人材と、即戦力となる国内人材の両方を提案できる体制を構築している。

PLUS IMPACT社はこれまで、スタートアップやソフトウェア受託開発企業を中心に、新興国の人材データベースを活用した雇用代行サービスを提供してきた。今回の提携により、出社を必要とするケースや高度な日本語コミュニケーションが求められるケースにも対応が可能となり、より包括的な人材ソリューションの提供が実現することになる。

業務提携による人材ソリューションの特徴まとめ

PLUS TALENTの詳細はこちら

EOR（雇用代行）について

EORとは「Employer of Record（記録上の雇用主）」の略称で、企業に代わって海外人材の雇用や労務管理を代行するサービスのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 現地の労働法や規制に準拠した雇用契約の締結と管理
• 給与支払いや社会保険手続きなどの労務管理の代行
• ビザ申請やワークパーミット取得のサポート

PLUS IMPACT社のEORサービス「PLUS TALENT」では、現地常駐の日本人スタッフによるワンストップサポート体制を構築している。マッチングから雇用契約、給与支払い、勤怠管理まで一貫したサービスを提供することで、企業の海外人材活用における障壁を低減することが可能となっている。

グローバル人材活用に関する考察

PLUS IMPACTとクラウドワークスの業務提携は、国内企業の人材確保における選択肢を大きく広げる取り組みとして評価できる。特にIT人材の不足が深刻化する中、新興国人材の活用は人件費の最適化とスキル獲得の両面で有効な解決策となり得るだろう。

一方で、言語や文化の違いによるコミュニケーション上の課題、時差による業務効率の低下、セキュリティ管理の複雑化など、新たな運用上の問題が発生する可能性も考えられる。これらの課題に対しては、現地常駐スタッフによるサポート体制の強化や、リモートワークに適したプロジェクト管理ツールの導入が有効であろう。

今後は単なるコスト削減手段としてではなく、グローバルな視点やスキルを組織に取り入れる機会として、新興国人材の活用を戦略的に位置付けることが重要になる。日本企業のグローバル競争力強化に向けて、このような人材プラットフォームの発展に期待が高まる。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「PLUS IMPACT社、国内最大規模のフリーランスプラットフォームを運営するクラウドワークス社と業務提携を締結 | PLUS IMPACT Pte. Ltd.のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000053401.html, (参照 25-02-05).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「ビジネススキル」に関するコラム一覧「ビジネススキル」に関するニュース一覧