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公開：2024-12-20

土井木工が家具業界初の木材原産地確認システムTRACEBLE TREEを発表、持続可能なものづくりの実現に向け始動

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 土井木工が木材原産地確認システムを発表
• 業界初のTRACEABLE TREEで木材トレーサビリティを実現
• 2025年春から全商品への導入を予定

土井木工の家具原産地確認システムTRACEABLE TREE

土井木工株式会社は国産木材を使用する家具メーカーとして初めて木材の原産地を確認できるシステム「TRACEBLE TREE」を2024年12月19日に発表した。専用のWebサイトに家具に刻印されたコードを入力することで木材の原産地を特定することが可能になるシステムの導入によって産地偽装や違法伐採の減少を図る取り組みを開始したのだ。^[1]

TRACEBLE TREEは2025年春以降に地域の木材で製作されたすべての家具にコードが刻印され原産地が特定できる仕組みを構築することによって顧客への情報開示を強化することになった。家具メーカーによる木材のトレーサビリティ確保は業界初の取り組みとなり持続可能なものづくりの実現に向けた先駆的な事例になるだろう。

土井木工株式会社は現在広島県庄原市と三原市および兵庫県神戸市の木材に対してTRACEBLE TREEの運用を開始している。独自のネットワークを活用して丸太の製材から乾燥加工まで一貫した対応を行うことで今後は対象地域を拡大していく予定になっている。

TRACEBLE TREEの概要まとめ

TRACEBLE TREEの詳細はこちら

トレーサビリティについて

トレーサビリティとは生産から流通消費までの過程を追跡可能な状態にすることを指す仕組みのことであり主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 原材料の調達から最終製品までの履歴を確認可能
• 品質管理や安全性の確保に重要な役割
• 消費者への情報開示と透明性の向上に貢献

木材業界におけるトレーサビリティは違法伐採の防止や持続可能な森林管理の実現に向けて重要な取り組みとなっている。土井木工のTRACEBLE TREEは家具業界で初めて木材のトレーサビリティを確保するシステムを導入することで業界全体の持続可能性向上に貢献する取り組みだ。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「【業界初】土井木工、家具に使用している木材の原産地を確認できるTRACEABLE TREEを発表 | 土井木工株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000106167.html, (参照 24-12-20).

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